ニキビに悩まされる方は多くいらっしゃいます、しかし適切に対処できている方はどのくらいいるでしょうか
しっかりと肌のケアをしなければ跡が残ってしまう原因となったり、後々に響いてしまうことがあります
そのようなことを避けるためにも正しいケアの方法を学んでみませんか?
今回は、ニキビができてしまう原因とその対処法についてまとめてありますので是非ご一読ください
ニキビができる原因について
ニキビとは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と言われる皮膚の疾患です
これは主に顔や胸、背中といったところにできやすく、白いものや赤いブツブツがみられてきます
この状態というのは、毛包とよばれる毛の根本の部分や皮脂腺に炎症を起こしています
これを早めに対処することで、肌に跡が残らずきれいな状態を維持することができるようになります
ニキビというのは、思春期に多くみられます
ニキビができやすい原因は
ニキビの原因
・皮脂の分泌が多い(思春期で多くみられる)
・毛穴の先が詰まる
・毛穴の中に皮脂が溜まる
ここから始まっていきます
この状態は面皰(めんぽう)と言いますが、この中は皮脂が豊富であり、アクネ菌というニキビの原因菌が増えやすい状態にあります
ここで対処が適切になされていなければ炎症が悪化していきます
その思春期の数年間に渡って症状が続いて悪化してしまうと治すことが難しいとされる痕(あと)が残ってしまうこともあります
これは精神的にも影響が起きてしまうため、ニキビ痕というのはできるだけ発生しないよう予防していくことが重要です
そして、ニキビが見られたら早めに対処をして良い状態を維持していくということが大事です
これに対処できるようになるためにも、このニキビができてしまう原因を知り、それから対処法についてみていきましょう
まずは、大まかにニキビのできる主な原因についてですが、これは
ニキビのできる原因
・皮脂の分泌が過剰となる
・毛穴が角化することでつまってしまう
・ニキビ菌(アクネ菌)の増殖
の3つが主に挙げられます
この状態となることを極力減らしていくことでニキビを予防することができるようになります
その詳しい方法については後ほど確認していくとしましょう
ニキビの過程について
それでは、次にニキビができる過程についてみていきましょう
ニキビの原因となる菌(アクネ菌)は正常な皮膚の毛穴にも広く分布しています(常在菌(じょうざいきん)といいます)
そのため、完全に無菌でいる状態というのはなかなかありません
これは悪いことではないのですが、自分の体調であったり、肌の状態が悪くなってくるとその常在菌が活発化して悪さをしてしまいます
それがアクネ菌ではニキビを作ってしまう要因となります
その流れとしては
ニキビのできる過程
①皮脂腺で作られた皮脂が毛穴から皮膚のおもてへ出てくる
②毛穴の出入り口付近で角化の異常が起こると、毛穴がふさがってしまい皮脂がおもてへ出なくなる
(この状態を面皰(めんぽう)といいます)
③この皮脂がたまってくると、皮膚表面のニキビ菌は増えてくる
④増えたニキビ菌は様々な炎症を起こす物質を産生し、赤い炎症を起こす
(この状態を丘疹(きゅうしん)といいます)
⑤さらに炎症が進むと、広がった毛穴の壁は破れてしまい炎症は周囲へと広がり、膿(うみ)が発生する
(この状態を膿疱(のうほう)といいます)
⑥この状態でニキビを潰したり、髪の毛が触れて刺激となることで、ニキビは更に悪化しやすくなる
⑦ニキビが悪化することで、ニキビ跡ができてしまう
(この状態を瘢痕(はんこん)といいます)
ニキビの症状について
次は症状についてみてみましょう
ニキビは最初の症状では面皰(めんぽう)という皮脂が毛穴に溜まっている状態がみられます
ここで、毛穴の先が閉じている状態は白ニキビとしてみられ
毛穴の先が開いている状態では黒ニキビとしてあらわれます
この時、面皰が炎症を起こしたものは赤くブツブツしてきます、この状態は丘疹(きゅうしん)といわれます
更に炎症が進んでいくと膿(うみ)がたまった状態のブツブツがみられる膿疱(のうほう)という状態になります
また、さらに炎症が進めば、皮下に膿が溜まった袋状の状態である嚢腫(のうしゅ)といったものや、硬くなった状態の硬結(こうけつ)または結節(けっせつ)となります
ここで、炎症が強い状態では、瘢痕(はんこん)として痕が残ってしまうことがありますので、ここまで進まないようにするため
ひどい状態になっていたらすぐに皮膚科へ受診するようにしましょう
ニキビは大人であってもみられます
ニキビは思春期のものというイメージは強いですが、もちろん大人になってからもみられることがあります
いわゆる大人のニキビですが、これは思春期後ざ瘡と言われます
同じニキビですので、発症する原因は同じですが
特に女性に多くみられ、悪化要因にはストレス性のもの、睡眠不足、スキンケアが適切に行われていない場合、不規則な生活などから悪化することがあります
悪化しないためのスキンケア方法の一つとして、保湿剤の使用があります
思春期と比べても大人の肌は乾燥肌になりやすい傾向があるため、肌のケアには保湿剤は必要といえます
この他、月経周期の異常、ホルモンバランスの異常では多嚢胞性卵巣症候群などの疾患が隠れていることもありますので
ホルモンバランスなどが崩れていると感じるようでしたら早めに皮膚科などへ受診をお勧めします
ニキビと月経の関係について
ニキビというのは性ホルモンの影響を受けます
これは、性ホルモンのバランスが月経周期で変わってしまうため特に女性の方は月経前にニキビの悪化がみられるのです
そのため、月経周期の異常で数ヶ月も月経が見られていない状態や肌のケアをしていてもなかなかニキビが治らない状態は何かしらの疾患の可能性もありますので、早めに皮膚科へ受診するようにしましょう
普段の生活で注意することとは?
ニキビをできにくくするためには、普段の生活で気を付けていきたいことはストレスを減らし、規則正しい生活を心がけることです
これは、極端に食事内容を変えることは必要ありません
スナック菓子などの間食は摂りすぎずできるだけ避け、食事内容はバランスの良いもの(偏ったものを摂りすぎない)を心がけることが大事です
野菜類を摂ることでビタミン類を摂取することも必要です
これは肌の新陳代謝を促すためにも必要な栄養素であり、疲労感の蓄積も予防してくれる栄養素ですので、積極的に摂っていきたいところです
また、ニキビができてしまっていたらその部分は極力触れないようにしましょう
髪などであっても触れることが多くなればそれだけ刺激となってニキビが悪化することがあるからです
(髪の他にも、マスクやマフラーなども刺激となることがあります)
そして、ニキビを隠すための化粧を厚く塗ることはしないようにしましょう
これも肌への負担が大きいです
普段の生活においては、洗顔のしすぎは良くありませんが、朝と晩の2回は洗顔をするように心掛けましょう
そして洗顔後は乾燥が進みやすいため早めに化粧水や乳液などで保湿していきましょう
保湿ができていれば、肌というのは周りの環境の刺激に柔軟になり、就寝時には肌のターンオーバーもしやすい状態を作ることができます
そのため、食事、洗顔、保湿、生活習慣改善、睡眠をよくとることが日常生活で気を付けていきたいところですね
食事内容について具体的な注意点は?
よく、チョコレートやピーナッツなどを摂りすぎることでニキビが悪化するなんてことが言われていたりしますが、これはどういうものでしょうか?
確かに偏った栄養の摂り方をすることはお勧めできませんし、お菓子類などの摂りすぎはニキビにとっては良くありません
ただ、チョコレートなどでニキビが悪化する方もいますが、必ずしもこういった食品でニキビができるという因果関係は実ははっきりしていません
そのため、ある特定の食べ物でニキビができやすいという体質を知っているのであればその食品の摂りすぎを避けることは好ましいですが
そうでなければ、バランスよく野菜類などでビタミンも摂れているようならば多少の嗜好品は摂っても問題はないといえます
ただ、思春期の時期では特にホルモンバランスであったり成長時期ですので、個人差が大きく、特定の食べ物でニキビができてしまうといった方もいることでしょう
そのため、普段の生活でどういったことが自分にとってニキビができやすいのかを知っていくことも必要になります
ただ、間違いなく言えることは、バランスの良い食事を心がけるということが一番大事です
ニキビがあれば化粧はしないほうがよい?
ニキビがある部分はできるだけ隠したいところですよね?
そこへ化粧をするというのは絶対ではありませんが、してはいけないというわけではありません
ニキビ部分への化粧はしても良いですが、厚塗りすることは避けましょう
そして、1日の終わりにはしっかりとクレンジングして化粧を落とすようにしましょう
もちろん、化粧を落とした後の洗顔は必要です
そして何度もお伝えしていますが、洗顔後は化粧水や乳液などで保湿していくということが大事です
ニキビを潰すのは避けましょう
ニキビを潰すことで治ると考えている方もいらっしゃいますが、それは間違っている対処法ですので、ニキビを潰すことは避けましょう
ニキビというのは、毛穴に皮脂が溜まっている状態です
この皮脂が溜まっている状態を押しても完全に取り除くことは難しく、炎症は改善されないことが多いでしょう
そのため、しっかりと医療機関で針による皮脂の出口を作り、決まった道具を使用してニキビ周りを押して皮脂を押し出すという治療が必要となります
そして、その後には軟膏などで塗り薬の治療をすることが炎症の悪化を治していく方法となります
もし自分で処理をして炎症が悪化すると瘢痕(はんこん)といった肌に跡が残ってしまうこともあるため、しっかりと皮膚科などで治療をしてもらいましょう
最後に
ここまでで様々なニキビに関するして良いこと、悪いことについて知ることができたのではないでしょうか?
普段の肌のケアだけではなく、睡眠、栄養バランスのよい食事などがニキビをできにくくするコツと言えますので少しずつ実践してきましょう
また、こちらでは以下のようなニキビに関する補助となるものも紹介してありますので、合わせて確認をしてみてください
最後までお読みいただきありがとうございました!
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